新型コロナウイルスのワクチン接種を行っていることが重症化予防に一番寄与しています。ワクチン接種が終わっている方は慌てず対応してください。
基礎疾患、年齢、経過により、医師の診察時の判断になりますので記載内容と違う場合があることを先にお伝えします。
受診方法は当院に電話していただき、「新型コロナウイルスの治療をしたいので、メールアドレスを教えてください」(これ以外の事は質問しないでください。メールで、保険証をおくれないかたの治療はしばらくできかねます。
尚、当院の通常の診療時間内に連絡時に対応します。
日曜日・祝日等の臨時の発熱外来時は体制上困難な状況です。
治療メニュー一覧
①内服薬がないがハイリスク(下記を参照)の方(ワクチン接種回数を問わず)
→パキロビット処方(重度の腎機能障害の方は使用できません)
②内服があるハイリスクの方
❶ワクチン未接種、またはワクチン2回のみの方、既往等により医師が必要と考える方
→抗体カクテル療法(1時間程度の点滴、外来の場合と往診の場合があり) 院内在庫により電話あったときにできない場合もございます。
→状況によりラゲブリオ処方を選択します。
❷ワクチン3回目終了の方
→ラゲブリオ処方
③水分取りにくいので点滴希望の方
外来での点滴治療は行いません。医師の往診で状況確認し、訪問看護ステーションの協力をえてご自宅での点滴を行っています。
医療機関の機能維持の観点から、外来での補液を行っている医療機関は少ないことをお伝えしておきます。
④酸素飽和度(SpOモニター)93%以下の方
最寄りの保健所または自宅待機SOS0570-055221へ電話ください。
ハイリスクの方の基準
・60歳以上
・肥満 BMI 25kg/m2超
・喫煙者(過去30日以内の喫煙があり、かつ生涯に100本以上の喫煙がある)
・免疫抑制疾患又は免疫抑制剤の継続投与
・慢性肺疾患(喘息は、処方薬の連日投与を要する場合のみ)
・高血圧の診断を受けている
・心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中、一過性脳虚血発作、心不全、ニトログリセリンが処方された狭心症、冠動脈バイパス術、経皮的冠動脈形成術、頚動脈内膜剥離術又は大動脈バイパス術の既往を有する)
・1型又は2型糖尿病
・限局性皮膚がんを除く活動性の癌
・慢性腎臓病
・神経障害(脳性麻痺、ダウン症候群、重度の先天異常等)
・固形臓器移植後の免疫不全 等