図1:浴槽での溺水者推移
年々増加し95%の方が65歳以上の高齢者です
図2:月当たり溺水者推移(東京都)
全体の約75%が11月から4月に発生しています。
原 因
一つ目は脱衣室や浴室の寒さと血圧変動に関係があると考えます。浴室の室温とお湯の温度の温度差が大きいと寒冷ストレスに曝され易く、血圧や脈拍数が上昇し心血管系臓器に負担を与えてしまいます。
二つ目はお湯の温度と入浴の長さです。湯温42℃以上の熱めのお湯に入った場合、入浴後1~2分で血管が収縮して血圧は急上昇します。また長く入りすぎると逆に血圧が下がってきます。
対 策
1) 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
湯を浴槽に入れる時にシャワーから給湯すると、シャワーの蒸気で浴室の温度が上がります。
2) 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安に
半身浴であれば体温上昇は遅く、全身浴より心臓への負荷が少なくなります。